アマゾンの危機──守れるのは、いましかない。

アマゾンの熱帯雨林は、流域に暮らす人々と数えきれないほど多様な生きものたちの命を支えています。この巨大な森は、私たちすべての生命にも関わる気候や天候を調整する力も持っています。アマゾンはこれからも地球で暮らし続けていくための大きな希望なのです。

アマゾン森林破壊は限界に近づいています

世界最大の熱帯雨林であるアマゾンは、すでに38％が劣化し、17％は永久に失われてしまいました。主な原因は、大規模な農業や金の違法採掘です。地球上で知られる野生生物種の1割が暮らすアマゾンの森が、日々破壊されているのです。目先の利益のためにこのまま森林を伐採し焼き続ければ、アマゾンはもうすぐ後戻りできない「ティッピング・ポイント（転換点）」に達すると、科学者たちは警告を発しています。*

森を守る先住民の声に加わってください

アマゾンの先住民コミュニティは、長年にわたり森林破壊に立ち向かい、尊厳と正義を求め続けてきました。森の生態系を守る知恵を受け継ぐ彼らは、森を傷つけることなく暮らしていける新しい経済のあり方を求めています。
今年11月の国連気候変動枠組条約締約国会議（COP30）は、ブラジル・アマゾンの中心地ベレンで開かれます。世界の政治指導者たちが、地球の未来を左右する決断を下すのです。いまこそ世界の森林破壊を止める行動を求める声を届けましょう。

あなたの署名があればより力強く、森林の破壊者たちに立ち向かうことができます。

ぜひ署名をして、COP30に集まる指導者たちに対して「多くの生命を支える森林の尊重」「森に生かされているすべての人々の尊重」「森林破壊の阻止を求める私たちの声の尊重」と、それに伴う行動を求めましょう！

私たちが力を合わせれば、アマゾンや世界の森を破壊する巨大企業よりも、ずっと強くなれます。

* Flores, B.M., Montoya, E., Sakschewski, B. et al. Critical transitions in the Amazon forest system. Nature 626 (2024)